黒岩伊三郎農園の1年

春 ・・・

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いよいよ畑仕事の始まりです。
日に日に日差しも暖かくなり
大地がめざめます。

りんごの剪定。
さくらんぼの剪定。
野菜畑の準備。

ー剪定作業はなぜやるの?-

りんごもさくらんぼの木も毎年大きく育ちます。
枝も同様に大きく伸びてくるのですが、実への日当りや消毒の係り具合、作業のし易さを考えて床屋さんと同じように伸びた枝を切っていきます。
次の年、2年、3年先を予想して更新する枝も残さなければなりません。木の下で悩んで、ひとり事を言ってようやく切ったりそのままにしてしまったり・・・
  ぼやぼやはしていられません。

剪定作業は良い果実になるかならないかを左右するとても大事な作業で、知らないで切ることは取り返しのつかないことをしてしまうことなのです。
切りすぎると
木があばれるのです。木があばれると良い実をつけてくれません

     切る理由がちゃんとわかってること。

さくらんぼ。オオイヌノフグリが咲き始めました。

「さくらんぼ」と「りんご」です。

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 我が園のさくらんぼはハウスをかけて栽培します。
 ハウスは高さが低くて天井付近は高温になってしまうので
 枝を横に誘引します。これでいいのかわかりません。
 さくらんぼにとってはとても過酷な環境だと・・。
 自然のままに育てたいと言うわりには、かなり無理をさせちゃってると思います。
 でも、ちゃんと実ってくれるのです。
 一粒一粒がイトシイのですよ。

  最初の農薬散布・・・

 虫たちが動き出さないうちに、花が蕾のうちに硫黄合剤を散布します。カイガラムシさようならです。
 これから10月まで必要最小限の散布をします。

  野鼠の駆除・・・

 パチンコという道具でりんごの角切りを餌にして穴に差込み植木鉢をひっくり返しておきます。
 ぱちんっと音がしたら奴は挟まってるというわけ。

 薬は食用油に浸してから穴に入れると食いつきがいい。
 穴から出てきた鼠やモグラに遭遇するこもあって
 そりゃあもう大騒ぎ・・・

 さくらんぼのつぼみが膨らみ始めました。

タンポポ退治・・・

スコップで掘り起こしたり、除草剤をかけたり、少なくなるのに3年かかるそうです。根がとても深いのです。
根は乾燥させてコーヒーもどきになるらしいけれど・・・いいや・・・
ガイロッパという草も増えて困り者。根っこはごぼうのよう。草刈機で粉砕するとそから根を張って増えてしまいます。アメーバーみたい。

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  秋映の蕾・・・

  木の下ではたんぽぽ。・・・

  さくらんぼの受粉が終わると
  花摘みの作業が始まります。

  りんご(ふじ)も人工授粉をします。
  王林(りんごの中では一番に花が咲く)の花粉をつかいます。
  我が園では少ないので行いません。
  この怠慢が秋にはすごい結果となるのです。
  松本園さんへお手伝い方々果樹栽培のいろいろを教えて頂きに行きます。
  修業です。

  りんごも霜に気をつけます。

  ファンを回したり。
  たきびをしたり・・・

  霜に遭うと さび・変形果になり
  良いりんごになりません。

  自然の中に身を置いてると実感します。

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 花の季節・・・

 4月下旬。さくらんぼの花が咲き始めます。

 正光錦・香夏錦・佐藤錦・紅佐藤・さおりと咲きます。

 実がつくには違う品種で受粉する必要があります。
 蜂のお力をかりなければなりませんが、蜂がいません畑に入れることもしないので、
 羽根はたきを両手に持って異なる品種の花粉を交互に受粉させます。

 畑の中でマツケンサンバ。

 黒い羽根が花粉で黄色くなります。

 この季節、遅霜が心配です。

 さくらんぼの花

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  野菜の準備・・・

  自家製の野菜を作ります。

  堆肥をまぜこみ土を起こし柔らかくしておきます。
  化学肥料も農薬も使いません。

  きぬさや・レタス・キャベツ・小松菜・ほうれん草・きゅうり・なす・トマト・ズッキニー・ゴーヤ・
  ピーマン・もろこし・にんじん・だいこん・じゃがいも・落花生・たまねぎ・ねぎ・えだまめ・大豆・
  浸し豆・黒豆・ヤーコン・スイカ・メロン・かぼちゃ・春菊・白菜・赤かぶ・野沢菜・・・エトセトラ
  春・夏・秋とその季節の野菜を育てます。
  多く作ると隣近所でおすそ分けをします。

    けっこう種類多いねえ。

        だめになってしまうのもありますが・・・







園主。こだわりの道具で草取りの愛用の一輪車・・・ベンツ



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 6月・・・

 さくらんぼ。
 摘果が終わりあとは赤くなるのを待ちます。

 このころまでにりんごの一番摘果も終わらせておきます。

 りんごの枝にコンフューザーの設置をしたり、防除もりんご・さくらんぼそれぞれに散布します。

 梅雨に入るので空と相談しながらの毎日です。

 ハウスをかけるタイミング。
 ほんのり赤くなってきたらかけます。
 さくらんぼは雨にあたると割れてしまいます。
 ハウスなしの所も有りますがそちらは鳥よけの網をかけます。

 雨が降らないようにと願うのですが
 この季節は野菜などの作物には雨が必要なので・・・

 草刈機も毎週フル活動。
 草も伸びたいように伸びます。


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  赤く・甘く

  赤くなり始めました。
  一日一日色づいてゆきます。

  ー輪ゴムの威力ー

  りんごのように葉摘みはせず葉をまくりあげゴムで止めます。

  さくらんぼの収穫が本番にならないうちにりんごの摘果を進め、野菜の草取りなどをします。
  この季節の作業をちょいとでも怠けてしまうと秋に頭をかかえることになります。

  ちゃんと息抜きもします。もちろん!!!










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 始まるとやるっきゃない!

 ー6月中旬から7月初旬までー

 正光錦・香夏錦・佐藤錦・紅佐藤・さおり、
 とだいたいこの順序で、赤くて甘いのから収穫します。
 ハウスの中を歩き回り摘んでは食べ収穫する木を決めます。

 朝5時集合。

 ひんやりとした畑はとても静か。
 日中の30度以上になるハウスの中とは思えないほど。
 この中でのパクッがいちばんおいしい!!
 ここに来てこの時間のさくらんぼを食べてほしい。

     早朝のさくらんぼ狩りというのはどうでしょうか。







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  収穫の次は・・・

  朝ごはんはささっと、で
  パック詰め・箱詰め・袋詰めします。

  スタッフは親戚の栄さん・お隣の桃江さん。
  ふたりとも、ていねいにきれいにそして仕事がはやいのです。

    おぼつかないのは私です。

  午前中に荷造りして午後には発送。
  翌日関東、関西、東北の一部にお届けできます。


  美味しいと言われると翌日の元気につながります。

  直売所に出したり、近くの温泉に並べていただいたりします。

  ジャムとソースを作り販売しました。
  ラベルは専属のデザイナーの作で、ラベル負けしないように・・・

7月、さくらんぼの陣、終了

     さくらんぼの陣終了・・
     
     収穫が終了した木は緑一色で寂しい感じです。
     大粒の”さおり”をとり終えると、ハウスのビニールを捲くり上げます。
     風がさあーっと入り、葉を揺らします。
     高温のなかご苦労さまでした。
     雨が降るとグッドタイミングなのですが、そうでない時は潅水で充分に水をあげます。
     これから礼肥をまいたり、、夏季剪定をします。
     
     野菜もりんごも順調です。
     草も順調(?)に伸び放題。
     摘果指導があり、指導員と一緒に各農園を見て回ります。
     
     さくらんぼに手がかかり我が園の通知表は惨憺たる状態でして・・・
     まだ間に合うので
     さあ次は、りんご!!と
     がんばりましょう。

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 7月

 春に蒔いたレタスの”つめあわせ”

 日中は暑いので早朝の草取り。

 ちょっと油断すると草だらけになってしまいます。

 花畑も草畑に・・・

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 8月

 夏野菜が取れました。

 ため息がつくほど沢山取れます。

 なす・きゅうりは塩漬けに・・失敗しないと冬に福神漬けを作ります。

 ゴーヤの佃煮はけっこういける。

 ”だし”という山形の漬物もおぼえました。
 ”やたら”もいけます。

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 9月

 シナノスイート・・・

 葉摘み。

 葉から充分に養分をとりきれいに色づくように葉をつみます。
 残暑でまだ日差しも強く、一度に摘んでしまうと日焼けしてしまうので2回ぐらいで仕上げます。

 玉まわし。

 均一に赤く色づけるために、実の裏側にも日が当たるようにりんごを回します。
 この時も日焼けしないように少しづつ・・・

 10月上旬の収穫まで、この作業に明け暮れます。

 台風の季節でもあり、天気予報は欠かさず見ます。

 秋映の葉摘み、ふじの葉摘・玉まわし
 11月の収穫まで3ヶ月

 

かえるが一休み(わかります?)


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 10月 

 秋映が色づき始めました。 

 ”しなの3兄弟” 

 シナノスイート 
 シナノゴールド 
 秋映 

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 箱詰めの合間に・・・

 秋映は色が濃い赤(黒に近い)でないとNG。

 取っているとだんだん赤色が薄くなってきてしまうのです。
 箱に詰めているとよくわかるので

 そんな時は一休み。

 大きさを分けるのは専用のスケールを用いるのです。

 スケールのSを通過してしまうのは加工用になってしまうのですが、
 色も形も良く(薄い色に写ってしまいましたが)、おまけに葉っぱもついていたので
 ハイチーズ


 秋映は夕方近くになるとみんな黒く(取りごろ)に見えてしまうので
 作業は早めに終らせます。
   
             冷えた体は温泉がいいのです。

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 忙しいのに見つけちゃったら
 教えたくなる・・・

 根性物でなかなか枝から取れませんでした。

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 秋の夕暮れはつるべおとし。

 もうすぐふじも収穫します。

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 11月


 ふじの取り入れです。

 我が園の貴重な1本です。

 ほかにも50本ほど若木を育成中です。

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 3年目。

 シナノスイートとふじ。

 鼠に根っこを食われないように。
 土の病気に負けないように
 子供をそだてるのといっしょです。

 花が咲き実がつくのはもう少し先です。

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 初取り~

 いさちゃんが最後に植えた
 わい化樹のふじがみのりました。

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 道具小屋です。

 むこうは秋映の木。


 フクハラコンポをいれ
 鼠駆除の薬を穴を見つけて投入。
    たんとお食べ・・・

 残念ですが、
 平成29年1月の大雪でペシャンコになってしました。
 在りし日の道具小屋となりました。

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 さくらんぼの木

 さくらんぼの根は鼠が大好
 根元の草を刈り、駆除の薬をまきます。

 去年は紅佐藤が食べられてしまい枯れてしまいました。

 鼠も生きるのに必死なのはわかりますが、
 くやしいではありませんか

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 冬・・・


 2月ころから剪定作業が始まります。

     冬はボーナス・・